献血仕組み学んだよ 小学生ら血液センター見学
小学生親子血液センター見学体験教室が27日、愛媛県松山市高岡町の県赤十字血液センターなどであり、県内の小学5、6年生と保護者計23人が血液の役割や献血の仕組みを学んだ。
若者の献血離れ対策として、県と同センターが主催。体験教室で、センター職員は「献血は血液を自分でつくることができない病気や、事故で大量出血した人の命を支える。人間の血液は動物では代わりにならず、工場でもつくれない。みんなの協力が必要」と呼び掛けた。県内には移動採血バスが4台あり、島しょ部も含め各地を1日1~2台が巡回していると説明した。
献血用のベッドに横たわる体験や血液型判定の実演などもあり、児童は「人に針を刺すのはドキドキしますか」などと看護師に質問していた。松山赤十字病院(同市文京町)へ移動し、患者に輸血する様子も見学した。